おとなになるぞ

頑張らず頑張りたい

OG会と普通の話

先日母校の部活のOG会に行ってきました。

今年は集まりが悪く、こぢんまりした会でしたが静かで穏やかな食事会でした。

そんで思ったのが、私はやっぱり普通じゃないんだなって。そのまんまのサイズで認めるのにすごく時間がかかってしまったけど、普通じゃないわ。

昔みたいに、普通じゃない事が誇らしいとか嬉しいとか悔しいとか惨めだとかそういうのが一切なくて、ただただどこに出しても恥ずかしくない王道はこの人たちなんだな〜って感じた。

そうかこれになりたくて固執してたんだな。

個人の性質や人格とかじゃなくて、偏差値や持っている資格や出身大学や留学経験でナチュラルに他人を推し量る人がこんなに居るんだ…ってちょっとビックリ。私は電車に乗ってOG会に行ってきたはずだけど、間違ってタイムマシンにでも乗ってしまったのだろうかって思った。

そうだそうだ、明確に他人に推し量られるしあからさまに扱いが違うし卑屈さとマウントが悪意も何も無く横行していてむしろ却って清々しい。

そんな中、私は

中高一貫私学を不登校保健室登校の末に中卒で転校し、外部受験した先の高校も辞め、定時制高校でも卒業出来ず、高認(みんな知らんかった)を受けた、髪色紫のヤンキー」

みたいな扱い。みんな中学時代の私を知っているから会話が出来るし私が気分を害する様な事は基本的にそんなに言われなかったけど、かなり気疲れはした。なんか喋る度に遠慮会釈なく同情をぶっかけられる。もはや腹も立たない。

この気疲れ懐かしいな!って思ったし、卒業してからも金の家族や銀の家族の子供と関わるとこの手の気疲れはすごくする。話しても分からないし、分かるように説明しようと思うと年単位で必要だと思うからもういいや気付かないふり〜みたいなね。

ノリがね。全然違うから。

母校は上品でハイソで保守的な田舎なので、やっぱり私は対極にあるよね。わかる。

だけどここ何年かは自分が関わる相手をかなり自覚的に選んできたのもあって、私は普通じゃないみたいな感覚に悩む事が減っていて。普通ってどこ基準の?みたいな感じで、私界隈の普通で生きていたから、留年もまぁするよねって感じやし回り道した人の方が信頼出来るよねって感じやった。

から、余計に

「せやったせやった、これやこれ、これが普通ね、はいはいはいはい、あー懐かしい!」

みたいな。みんな女子アナみたいなね。あの感じ。生きづらかったね。わかる。

ただですね、今演じてる役が「普通」である事にこだわっていて、普通になりたいでも普通じゃないでもそれは私のせいじゃないのに!もう!

的な気持ちのある役で、最近若干失いつつあった

「普通」の概念を取り戻せた事はすごく良かった。悩まんくなってたもんね!

でも普通の概念を取り戻せたからと言って、それで私が普通になりたいと悩むかと言うとそんなことは無い、別に悪い事をしてる訳では無いし。みたいな。

なので本当に美味しいとこ取り出来て個人的にはとても嬉しい。

みなさま良いお年を。